離婚

2010年4月11日 (日)

離婚協議書のススメ

飛鳥山の行政書士、おさること山本恵美子です。

ブログ投稿は超お久しぶりになってしまいました。
今年になってハジメテ・・・?
あけましておめで・・・とはいまさらですが、今年もよろしくおねがいいたしますm(__)m

さて離婚に伴って夫婦で話し合って合意した内容を書面化したものが、離婚協議書とか離婚給付等契約書などと呼ばれるものです。

離婚協議書にはおもに以下のような事柄を記載します。

  • 離婚の合意
  • 親権者の定め
  • 養育費
  • 面接交渉権
  • 慰謝料
  • 財産分与
  • 清算条項

「離婚の合意」以外はそれぞれのご夫婦の状況や合意内容により、記載するかどうかは変わります。

まずは、話合いがついているものとついていないものを分けましょう。
たとえば、

  • 離婚の合意はあるか
  • 子どもはどちらが養育するのか
  • 養育費(金額・支払い方法・支払先・総額の取り決め・いつからいつまでなど)の合意はあるか
  • 面接交渉についての合意はあるか
  • 慰謝料の金額・支払方法等は合意しているか
  • 婚姻中に作った財産について、誰が何を取得するのか、その方法などの合意はあるか
  • 離婚協議書の作成について合意しているか
  • 離婚協議書を公正証書にするか

など、ご自分の状況に応じてチェックリストを作るなどして整理してみましょう。

項目は、
「話合いがついているもの」
「話し合っていないもの」
「今後話し合うべきもの」
「話し合わない方がいいと思うもの」
などが考えられます。

「離婚はする」「養育費は払う」と言いつつ、いざ細部を話し合おうとすると、ノラリクラリ・・・とはよく聞く話しですが、ある程度具体的に話し合うべき項目を事前に用意しておくと、スムーズに話合いが進みます。

ワタクシごとですが、一昨年離婚した際、私自身は上記に書いたような離婚協議書は実は取り交わしませんでした。
離婚協議書を作らなかった理由は簡単で、第1に養育が必要な年齢の子どもがいなかったこと、第2に離婚の理由が浮気や相手の暴力ではなかった、つまり慰謝料が問題になるような離婚ではなかったこと、第3に財産分与についてはほぼ話し合わなかったこと、がおもな理由です。

逆にいえば、養育が必要な年齢の子どもがいる場合、離婚の理由が相手の浮気などで慰謝料を請求する場合、財産分与に関してキッチリしておきたい場合、などの理由があったら、離婚協議書は作るべき、と私は考えます。

「絶対に合意事項(約束した内容)を守ってほしい!」という必要性があるか、ということにつきます。
これから別れようとする相手に、場合によっては遠い将来までも続く金銭的な約束をさせ、あまつさえそれを守らせようというのですから、単なる口約束で何とかなるとは正直思えません。
もちろん、書面化したからと言って、相手が合意した内容を必ず守ると保証されるものではないことは言うまでもないことではあります。
ですが、相手が信頼に足る人間性を持っているかどうかなどという次元の問題ではなく、客観的に「お互いの合意があったこと」を証明する、信頼できる手段として、離婚協議書(公正証書での)の作成をおススメします。

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2008年12月 3日 (水)

女性が離婚を決断する時

男性からすると、「そんなことで?」というような事で女は離婚を決断したりします。

もちろん昨日まで何の問題もなく、円満に生活していた・・・と男性側が勘違いしているからこそ、「そんなことで?」となるわけです。

離婚を決断する切っ掛けと、離婚理由は必ずしも一致しないのです。

離婚理由は、一言で語ろうとすれば“性格の不一致”に尽きてしまうけれど、“性格が合わないんだな”と思い知るにはハルカナ時間が必要です。

親の言いなりになって泣く泣く結婚したとか、財産目当てで最初から愛なんてなかった、とか例外的な場合を除いて、少なくとも1度は「大好き」と思った自分の決定を覆すには意外なほど労力というか、気合いが必要なのです。

が、女性の場合1度離婚を決断してしまうと、たいていの場合後戻り・・・つまり元亭主とよりを戻すという選択肢はありません。

なぜかと言えば、最早新しい世界(離婚後の生活)に熱中している元妻に元さやに収まる意思などあろうはずもないのです。

「ご飯の食べ方がキライ」なんて理由でも離婚を決断できてしまう、感情豊かな生き物ですね・・・女性って。

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2008年11月 1日 (土)

離婚の話し合い

夫婦間で、いよいよお互いの擦れ違いが埋めがたく修復が難しいとなったら、離婚という選択も今後の人生を考えた場合、選択肢の上位に入ってくると思います。

しかし、既に別居中の夫婦がいちいち顔を合わせて、今後の進路を直談判するのは、波乱を呼び込むことにもなりかねません。

たとえ離婚を固く決意していたとしても、元は一生を共にしようと誓った二人ですから、相手に対する情や、過去の数々の楽しい思い出などもあります。
別れることがお互いにとって、最良の選択だと解っていても、そこは人間ですから気持も揺らぐし、感情的にもなります。

修復の可能性がないと思えるのであれば、専門家を間に入れて、直接交渉は避けた方が良い方向に進む、という場合も多いのではと最近思いました。

離婚は結婚よりも莫大なエネルギーが必要です。

冷静に話し合うためにも中立的な第三者を間に入れて、お互いにとってより良い“離婚協議”にすることは、離婚後のそれぞれにとっても意義あることだと思います。

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2008年10月30日 (木)

離婚後の姓

離婚するとき、婚姻時に姓を改めた夫婦のいずれかは、以前の姓に戻すか、婚姻中の姓を名乗るかを選ぶことができます。

民法上では「婚姻によって氏を改めた夫または妻は、協議上の離婚によって婚姻前の氏に復する。」と767条1項に、2項では「前項の規定により婚姻前の氏に復した夫または妻は、離婚の日から3か月以内に戸籍法の定めるところにより届け出ることによって、離婚の際に称していた氏を称することができる。」と規定されています。

離婚後の姓は、結婚する前の姓でもいいし、結婚中に名乗っていた姓でもいいわけですが、婚姻期間や、子供の有無にもよるのかもしれませんが前の姓に戻す人が圧倒的に多いとは思います。

前の姓に戻すとなると、運転免許証や健康保険、クレジットカードから果ては近所のレンタルビデオ屋の会員カードなどすべて名前の変更をしなければならず、どうでもいい系の面倒な作業がいっぱいということになりますね。

この手続きを避けるために婚姻中の姓を名乗るという選択もありかもしれません・・・。

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2008年8月 1日 (金)

住宅ローンが残っている場合の離婚

終の棲家に選んだはずのマイホームが、離婚手続きでは一番厄介なお荷物になってしまうのは、何とも皮肉なものです。

現金一括払いで、マイホームを購入されるご夫婦もいらっしゃるとは思いますが、一般的には住宅ローンを組んで購入される方が多いのでは。
住宅ローンは返済期間が長いことから、返済途中で夫婦が離婚する、何て事も起こります。

離婚時にマイホームを売却して、住宅ローンを完済出来れば問題ありません。

が、売却したくない場合や売却できなかった場合、夫婦のどちらかがそのままそこで暮らすなどの場合、なかなか厄介な問題が持ち上がります。

住宅ローンの名義人が元夫で、連帯保証人や連帯債務者に元妻がなっていたりすると、元夫が住宅ローンを滞納した場合、元妻に請求が来ます。
金融機関には「離婚したから関係ありません」という理屈は通用しません。

お子さんがいる場合に多いケースで、夫が住宅ローンを今まで通り支払い、妻と子どもがそのままそこへ住み続けると離婚時に約束されることがあるようです。
しかし、夫が住宅ローンをキチンと払い続けていればいいのですが、万が一は払いきれず支払いが滞った場合、差押えや最悪競売になってしまうことも考えられます。

不動産や住宅ローンの名義を夫から妻へ変更する場合などは、金融機関との契約が問題になります。
契約上、「不動産の名義変更には銀行の承諾が必要」などの特約がある場合が多いようです。

特に住宅ローンが絡む離婚の場合は、後々のリスクを考慮した上での話し合いと、金融機関とどのような契約になっているのか確認することが必要です。

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2008年7月23日 (水)

離婚の慰謝料

離婚をすれば必ず慰謝料が貰えると思っている人がいるようですが、そんなことはありません。

離婚の慰謝料は、離婚についてどちらに責任があるかが問題になります。

相手方の有責行為が原因で離婚をやむなくされ、その精神的な苦痛を償うことを目的に支払われるのが、離婚の慰謝料です。

離婚原因が、相手方の「不貞」「暴力」「生活費を渡さない」などだった場合は別として、「性格の不一致」では、相手方に慰謝料を請求するのは難しいと言わざるを得ません。

離婚は時間も労力も精神的なストレスも掛かります。
お子さんがいる方は尚更です。
相手の経済力や性格にもよるとは思いますが、慰謝料請求に拘って泥沼に嵌るよりは、キッパリ慰謝料の事は忘れて、さっさと離婚手続きを進めるのも一つの手です。

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2008年6月24日 (火)

一昔前の離婚原因

昭和57年に書かれた離婚関係の解説書(?)を読んでいます。

平成10年に改訂されているようなのですが、訂正されたのはデータだけらしく、その他の文章は昭和57年当時のままのようです。

これがなかなか面白いんですよ。
著者は弁護士の方なんですが、使う言葉がいちいち古めかしくて、でも解り易い言葉遣いで、昔読んだ小学校の国語の教科書のような懐かしさを感じる解説書です。

この解説書に、離婚原因について、「離婚理由は制度的なものから情緒的・心理的なものへ変わってきている」という記述があります。
当時として、減ってきている離婚原因として「家風に合わない」「子無きは去れ」「家業の役に立たない」を上げています。

当事者の気持ちとは関係なく当時は離婚を迫られていた実態が、他の言葉を用いるよりも、切実に伝わってきます。

離婚原因は家族全体に関するものから、夫婦個人的なものへと変わってきていると、この著者は言っています。

現代では、離婚の前段階である結婚自体が家同士のつながりよりも、お互いの気持ちが尊重される時代になりました。
理不尽な理由で自分の意思によらずに、離婚させられることを考えると、今は意外といい時代なのかもしれないな、とつくづく思いました。

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2008年6月16日 (月)

離婚について

一度は生涯をともにしようと考えた相手であったとしても、時が経つにつれ、意見の食い違いや物事の感じ方など、差異が埋めがたく「もう一緒にいたくない」と思う事があります。

私自身、離婚を考えたことが一度もないかといえば、そんなことはありません。
離婚を考えた時に、なぜ離婚という選択肢を選らばなかったかと言えば、“一緒にいたい”という気持ちがまだあったからです。

離婚を考える切っ掛けは様々だと思いますが、離婚を決める決定打は結局のところ“一緒にいたい”か“一緒にいたくない”かだと思います。

長い人生の中、いい時も悪い時もあります。
人生の紆余曲折をともに切り抜けることで、夫婦としての一体感が生まれて来ることもあります。
その紆余曲折の中で結果として“離婚”という選択をすることもあります。

大切なのは、どんな選択をしたかと言う事ではなく、どんな選択をしたとしても自分らしく生きていくことだと思います。
そうは言っても、たまにはうつむきたくなる時もあります。
そんなときは我慢せず、立ち止まりましょう。
人生は短いようで、とても長いです。
ゆっくり休んで、また歩き出せばいいのです。

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