外国人の在留資格(ビザ)

2010年4月18日 (日)

入管法が変わります

こんにちは。飛鳥山の行政書士、おさること山本恵美子です。

先週のことになりますが、東京都千代田区のシェーンバッハサボーで行われた、日本行政書士会連合会主催の「行政書士申請取次実務研修会」へ参加してきました。

日本に在留する外国人が、その在留資格を変更したり、期間を更新するなどの各種申請を行おうとするときは、原則として自分で地方入国管理局に出頭する必要があります。

所属する行政書士会を経由して地方入国管理局へ届出した行政書士(申請取次行政書士とか、届出済行政書士と呼びます)が上記の各種申請をする場合、この本人出頭が免除されます。
この申請取次行政書士になるには、当然ながら、出入国管理業務についての知識を有していることが条件になります。
そのため、新規に申請取次行政書士になろうとするときや、申請取次の届出には期間がありますので、その期間を更新しようとするときなど、研修会へ参加することが義務付けられています。

今回の研修で気になったのが、昨年の外国人の新規入国者数です。
右肩上がりに増加していたのが、新規入国者全体で平成21年は前年比20.7%の減少、在留資格「技術」にいたっては前年比63.5%も減少しているということでした。
新規入国者の減少の原因は、東京入国管理局の統括審査官のお話によると、「不況」につきるようですが・・・いやはや。

もう一つ気になったのが、去年公布された改正入管法についてです。
在留カードの導入や、在留資格「就学」と「留学」の一本化など、注意事項満載の研修会でした。

改正入管法については下記を参照ください。
http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact/newimmiact.html

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2008年8月 7日 (木)

外国人「短期就労在留資格」創設?

7月25日、自由民主党国家戦略本部外国人労働者問題プロジェクトチームは、国際技能協力を目的とする現行の研修実習制度を廃止し、国内で必要な労働力確保に資することを目的とする「外国人労働者短期就労制度」の創設を求めた提言を首相官邸で町村官房長官に手渡した。

現行の日本の在留資格制度には、単純労働目的の在留資格はありません。
原則として専門的な技術を持つ人など、入管法で定められた条件に該当する人だけが日本で働くことが認められます。

たとえば、在留資格“技術”は、「従事しようとする業務について、必要な技術もしくは知識に係る科目を専攻して大学を卒業し、もしくはこれと同等以上の教育を受けまたは10年以上の実務経験により、そのものの技術もしくは知識を修得していること。」とあります。

「必要な技術もしくは知識に係る科目を専攻」とありますから、たとえ大学をどんなに立派な成績で卒業していても、その大学で専攻した科目が入管法に規定される「技術」についての要件に該当しなければ、「技術」の在留資格は得られません。

ただ、身分関係の在留資格「日本人の配偶者等」や「定住者」「永住者」等の在留資格を持つ人は、日本人と同じように日本で働くことができます(だからこそ偽装結婚などが横行するわけです)。
また、「留学」や「就学」等の在留資格を持つ人は、原則的には定められた範囲内の活動しか出来ませんが、「資格外活動許可」を取得すると、一定の範囲内で働くことが認められます。

今回の提言では、原則として受け入れ業種を限定していないようなので、いままで専門的な技術や知識がないことを理由に在留資格が認められなかった人でも、在留資格が取得出来るようになる可能性があります。

この「外国人労働者短期就労制度」では、在留期間を3年とし、定住は認めないとしています。
でなきゃ、現行の在留資格制度がまったく意味のないものになってしまいますからね。

日本の外国人政策の根幹に関わる問題ですから、十分な議論が必要です。

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2008年7月31日 (木)

一からの入管法ゼミ

昨日の夜は過ごしやすいを通り越して、真夏とは思えないほど寒かったですね。

久しぶりにクーラーもつけず、うっかり窓を開けっ放して寝てしまったので風邪を引くかと思いましたが案に相違して絶好調です。

さて、昨日は「ホウケン」の「一からの入管法ゼミ~外国人に選ばれ続ける底力をつけよう~」に出席してきました。

入管法の条文の基本的な理念や考え方、それに基づく運用などを、講師の須藤先生の実務体験を交えて解説する、という研修です。

入管関連の研修会にはいくつか参加しましたが、ここまで入管法をかみ砕いて解説されている講義は初めてです。

入管法は何度も読んで、よく知っているつもりでいましたが、条文に記載されている言葉の一つ一つに深い意味があり、その意味するところに沿って実務運用がなされているのだと、改めて思い知りました。

他の許認可にも言えることだと思いますが、何らかの事情でトラブルが起こった場合、単に手続きができるだけでは、リカバリーの限界が浅いだろうことは想像に難くありません。

どんなトラブルが想定されるのか、そのトラブルを回避する方法はあるのかなど、条文の立法趣旨や、条文上には書かれていない言葉の意味を深く理解しているからこそ、トラブルが顕在化した時の対処もスムーズの行える力が発揮できるのだと思います。

その力こそが依頼人の信頼に繋がっていくのだと思いました。

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2008年6月28日 (土)

人口減少と外国人政策

厚生労働省に設置された国立の政策研究機関である、社会保障・人口問題研究所は、国勢調査等の客観的データに基づき、概ね5年ごとに将来の人口を推計している。

平成17年の国勢調査結果に基づき算出された将来人口推計によると、50年後の2055年には、日本の人口は8,993万人にまで減少すると推定している。

何のこっちゃって感じですが、おとといのブログに書きました、「出入国管理及び難民認定法逐条解説」のお話しです。

この本の序論に、外国人の受入れという視点からの、人口減少社会への対応のあり方が二通り示されています。

要約すると、人口減少を外国人を受け入れることで補い現状を維持するか、はたまた、人口減を受入れ外国人の手を借りることなく、その時の人口に見合った社会を作っていく、と言うものです。

どちらにも、メリット・デメリットがあり、一概にどちらの政策が優れているとは言い難いものがありますが、今後、人口減少社会を語る上で、外国人政策は避けては通れない命題となって行くだろうことは間違いないと思います。

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2008年6月26日 (木)

入管法の逐条解説

先日の「ホウケン」の入管ゼミで、「これは買うべし!」と講師お薦めの、入管法関連の書籍を購入しまして、今日やっと届きました。

その名も出入国管理及び難民認定法逐条解説 改訂第3版 本体価格11,000円税別です。

値段もさることながら、ページ数もスゴイ!しめて1,045ページの大巨編。

中身はもっとスゴクて、字、字、字のオンパレード・・・無駄のない構成です^^;

逐条解説ですので、条文を事細かにこれでもかってぐらいに分析しています。
言葉の意味、その条文の趣旨、詳しい解説と、多分この「出入国管理及び難民認定法逐条解説」をキッチリ理解出来ると、入管関連業務では鬼に金棒です。

文章も読みやすく、法律系の書籍にありがちなまどろっこしさはありません。
が、集中して不眠不休で読んだとしても、キッチリ読み切るには3日は掛かりそうなほど濃いです。
いつ読み切れるかは謎です・・・。

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2008年6月19日 (木)

上陸拒否期間の認定申請

日本にいる外国人が不法滞在などで、退去強制処分を受けると、退去強制後日本への上陸が拒否されることになります。

犯した違反行為によって上陸拒否期間は違いますが、最短で1年、最長は永久拒否です。

上陸拒否期間中に、日本への上陸を希望しても、出入国管理及び難民認定法に定める上陸のための条件に適合しないため、在留資格認定証明書交付申請をしても上陸が認められることは、まずありません。

が、稀に認められることがあります。

それが「上陸特別許可」です。

滅多に出ませんが、出る時がないわけではありません。
上陸拒否を受けた外国人でも、日本人と結婚したり、日本人との間に子供が生まれて、日本で養育する必要が認められたりすると、上陸拒否期間でも、日本への上陸が特別に許可されることがあります。

可能性がゼロじゃないだけに、真正に結婚して日本での暮らしを望むカップルには、申請すればもしかして許可が出るかも・・・と思わせてしまうところが、逆に蛇の生殺しのようで、辛いですね。

個人的な意見ですが、少なくとも資格該当性があると判断できるのであれば、許可を出してもいいのでは・・・。
まぁ、いきなり許可は出せないにしても、条件を出すとか、お試し期間を設けるとか、もうちょっとキメ細やかに、個別的に対応しても罰は当たらないのでは?と思います。
切実に、日本での暮らしを望んでいるご夫婦にとっても5年のペナルティー期間は長いです。

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2008年6月18日 (水)

品川の入国管理局

午後から、品川の東京入国管理局に行って来ます。

東京入国管理局はJR品川駅の港南口からバスです。
バスに乗ると、異国に彷徨い込んだかのような、異文化空間が広がっています。特に朝はバスに乗っている人のほとんどが入管に用事なのか?と言うほど、外国人乗車率が高いです。
無理すれば歩いて行けない距離でもないですが、まだ歩いて行ったことはありません。

帰りは、知っている先生と出会えればタクシーでワリカンで帰りませんか・・・と声を掛けてみようと、目論んでいるのですが、いまだ実行できていません。
タイミングのいいバスが来れば、もちろんバスで帰るんですが、しばらく待っても来ないようなときは、「乗ってかない?」と言わんばかりに待機中の空車タクシーの群れに誘われてしまいそうです。

今日は依頼者の方と入管で待ち合わせですので、帰りはその方と一緒です。
なので“ワリカンでタクシー”はまたもお預けです。

何かね、タクシー乗るには微妙な距離なんですよ。
もうちょっと距離があったら、ワタシ的には堂々とタクシー乗ってもいいよ、な距離なんですけどね^^;

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2008年3月21日 (金)

外国人の在留期間5年へ、外国人登録証明書は廃止?

市区町村で発行されている外国人登録証明書を廃止して、適正に在留資格を取得した外国人には入国管理局が「在留カード(仮称)」を発行することになるらしい。一方で、原則3年が上限の在留期間を5年に延長する方針のようだ。

外国人の在留管理制度の改善を検討する法務大臣の諮問機関「出入国管理政策懇談会」が今月中に法務大臣に提出する「新たな在留管理制度に関する提言」のなかに示されている。
法務省は提言を受け、来年の通常国会に出入国管理・難民認定法などを改正する関連法案を提出するという。

昨年10月に改正雇用対策法の施行により、外国人を雇用する事業者に、外国人の氏名・在留資格などをハローワークへの報告することが義務付けられたが、この提言では、就学生や留学生が所属する機関に対しても、この報告義務を拡大することが示されている。
この提言と関係があるのかないのか定かではないが、就学生・留学生の在留資格の一本化を政府は検討中とのこと。奨学金や資格外活動など様々な面で冷遇されてきた就学生にとっては朗報と言えそう。

正規の資格を取得して在留する外国人にとっては良い面もありそうですが、在留資格がないまま日本に在留している外国人にとっては厳しい改正になりそうですね。

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2008年2月26日 (火)

知っておくと役に立つビザの知識

3月8日(土)の午後2時~4時に、「知っておくと役に立つビザの知識」と題しまして、行政書士による講演会を開催いたします。

講演の内容は、特に外国人女性のビザ取得についてのお話になります。英語・中国語の通訳があります。お子さん連れのかたは無料保育もご利用いただけます。
個別的なご相談にも対応可能です。

主催の「NPO法人東京国際人権協会」は外国人の生活全般に対する支援活動を中心に活動する団体で、平成18年11月にNPO法人化しました。今回の講演は男女平等参画センター学習活動支援事業の一環として開催されます。

会場:港区男女平等参画センター(港区芝浦3-1-47 JR田町駅芝浦口徒歩2分)

参加費:無料(資料代500円)

講師:行政書士 進藤利美 行政書士 桂川伸一

主催:NPO法人東京国際人権協会

申込み:TEL03-6661-1215 E-mail info@tokyo-human-rights.com

お気軽にお申込み、お問合わせ下さい。

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2007年12月14日 (金)

永住者申請の許可基準

今日は東京行政書士会主催の“入管法に係る講習会”に午後から行ってきました。
かなり人が来ているなと思っていたら、主催者発表で332人。東京の登録済行政書士の約1割が来ていた勘定になりますね。

内容は3部構成で、届出行政書士としての注意点、出入国管理行政の現状と在留資格審査業務(就労)について、最後は身分地位に係る在留資格の審査上の注意点でした。
“申請取次”の講習のときに講演した入国管理局の審査官の喋りっぷりがあまりにも感じ悪いなと思っていたので、今回も講師がすべて入国管理局の審査官だと事前に聞いていたので、正直あまりためになる話が聞けるとも思っていなかったのですが、案に相違してよかったです

特に最後の身分地位に係る在留資格の審査上の注意点の講師は、東京入国管理局永住審査部門の統括審査官でしたので、行政書士からの微妙な質問にも即答できる(あたりまえか)キレ者でした。東京管轄のヤバイ永住許可申請はすべてアヤツが目を通しているかと思ったら・・・感慨深いものがありました。

新人行政書士のワタクシとしては、永住者への在留資格変更許可申請について入管の審査はもうちょっと条文を厳格に解釈しているのかなと、考えていたのでそうでもないと確認できたので参加してよかよかでした。永住者の許可基準“素行が善良である事”ってのがありまして、要するに悪いことしてないなーとか、ちゃんと税金納めてるかーなんてことなんですが。
駐車違反でキップ切られて罰金払ったとします。これも“やっちゃいけない悪いこと”に入るのかどうかってことです。やっちゃったら当分アウトかと思っていたんですが、今日の統括官のお話では、他にマイナス要素がある場合と罰金の金額による、ということなので軽微な罰金刑の場合はセーフのようですね。

それにしても2番目に講演された就労部門担当の統括審査官・・・なぜもああタルイ喋り方をするのか。お世辞にも座り心地が良いとは言えない椅子だったのに、彼が喋っていた間子守唄を聞いているような心地よい眠気に襲われまくりでした。もちろん抗ったりしませんでしたので気持ちよく・・・ZZZ。

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