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2008年9月 7日 (日)

遺言撤回自由の原則

毎度お馴染みの、サムライ塾早朝民法ゼミです。

遺言の目的は、死者の最終意思を尊重することにあります。

が、実際に死の間際に意思表示をすることは困難です。
なので、予め書面で遺言しておくことを民法上認めています。

ホントの意味で死の間際に遺言書を書くことよりも、一般的に元気な内に遺言書を残される方が多いと思います。

そうすると、遺言書を作成してかなりの時間が経過してから、遺言の効力が発生するようなことも起こりえます。

その間に、さまざまに事情も感情も変わります。

一度書いた遺言書が撤回できないとなると、オチオチ遺言を書き残すことができません。

そこで、民法1022条は「遺言者は、いつでも、遺言の方式に従って、その遺言の全部または一部を撤回することができる。」と規定しています。

また、遺言の撤回権を放棄することも禁止しています。
これは「遺言撤回の自由」を保障するための規定です。

遺言の撤回は、遺言作成時から遺言の効力が発生するときまで、何度でもいつでもすることができます。

遺言の撤回権者は、遺言者本人に限られます。
代理人や承継人でもなしえない、行使上および帰属上の一身専属権です。

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コメント

撤回自由!なんて素敵な言葉!
あの時言ったあの言葉、そんな言葉を撤回したい。あれも、これも、、、。
契約の意思表示は駄目なのにね。
あら、自己決定権かしら。
うーん、深い?


投稿: 民法基礎 | 2008年9月 7日 (日) 23時42分

毎年正月に遺言書をかくなんて遺言書に書いておきながら、書きっぱなしの例もあり、おかげで右往左往でした。
他にないか探しまくりでしたから。

投稿: クレヨン | 2008年9月 7日 (日) 23時55分

民法基礎さん
ああ、ありますね。
撤回したい、あんな言葉こんな言葉…。
撤回できないから、いいわけばっかり上手くなって…^^;

投稿: おさる | 2008年9月 8日 (月) 00時30分

クレヨンさん
やっぱり「遺言書いてるぞ~」って日頃から宣伝しておいた方がいいのかな?
っていうか言ったら書いてよね~って感じですかね^^;

投稿: おさる | 2008年9月 8日 (月) 00時31分

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