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2008年9月21日 (日)

負担付死因贈与契約の取消

毎度お馴染みの、サムライ塾早朝民法ゼミです。

負担の履行期が贈与者の生前と定められている「負担付死因贈与契約」の、負担部分の履行がされないことを理由に、贈与者はこの負担付贈与契約を取り消しすることができるか、という問題です。

本来の“贈与契約”は、書面による契約や、履行した部分については取り消しすることができません。

“死因贈与契約”については、遺贈に関する規定が準用されますので、「遺言の撤回」の規定(遺言者は、いつでも、その遺言の全部または一部を撤回することが出来る)をそのまま適用できれば、取り消しすることができることになります。

負担が一部でも履行されていると、原則として「特段の事情」がなければ負担付死因贈与契約は取り消しすることができません。

が、まったく負担が履行されていない場合、この負担付死因贈与契約を取り消しすることができます。

取り消しの方法としては、

1、受遺者に取消の意思表示をする(内容証明など)
2、遺言書に「○年○月○日に××とした死因贈与契約を取り消す」旨記載する
3、贈与の目的物を第三者に売却するなど

などがあります。

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相続」カテゴリの記事

コメント

債務不履行による取り消しということで、損害賠償の話が盛り上がっていたような気がしてたのは気のせい?

投稿: クレヨン | 2008年9月22日 (月) 09時25分

クレヨンさん
気のせいじゃないです^^;
いろいろ考えてはみたのですが、「世話をする」という先履行を、受贈者が負担しなかったために、贈与者が仕方なく他の人間に世話を頼んだ場合、他の人間に支出した金銭は債務不履行に基づく“損害”にあたるのか…?ですよね。
たとえば先履行を金銭に置き換えてみると、100万円相当の財産を死んだらあげるという約束で、生前に50万円渡せ、という死因贈与契約をしたとします。
この「50万を渡せ」という先履行を受贈者が怠って、贈与者が別の人間から50万円を調達したとして、この50万円を“損害”として受贈者に損害賠償請求するというのは、受贈者に対して「履行を迫る」のと同じことではないですかね。
契約を解除した上で“損害”賠償請求をすると言っていますが、本来ならあげるはずの100万円相当の財産はそのまま温存している訳だから、“損害”は出ていないのでは…?

投稿: おさる | 2008年9月22日 (月) 10時59分

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