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2008年3月30日 (日)

遺留分の性質

日曜日恒例のサムライ塾早朝民法講座です。

先週も講義はありましたが、サムライ塾の講演会ネタを書いてしまいましたので2週間ぶりです。
ここのところずっと「遺言執行者」についての講義でしたが、今回の後半から「遺留分」に突入しました。

遺留分とは、「被相続人の一定の近親者に留保された相続財産の一定の割合であり、被相続人の生前処分または死因処分によって奪う事のできないもの」とあります。

本来であれば、生前に自分の財産を自由に処分できるのと同様、死後の財産についても自由に決定できるはずです。法定相続分よりも「遺言」が優先されるのがその現われです。
しかし、全ての財産を死者の思う通りに相続させることが出来るとすると、現実問題としてその時たまたま愛人だった人に全ての財産を遺して、財産の増加に協力した配偶者や生活を同じくしていたわが子には何も相続させない、などという事が起こりかねません。

そこで、全財産を特定の人に遺贈・相続させると遺言または生前贈与をしたとしても、一定の親族は一定割合について、減殺請求をすることが出来るというのが遺留分制度です。

遺留分の性質は、亡くなった方の経済力に依存して生活していた一定の親族の保護と、財産分与の精算としての意味合いがあるのです。

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コメント

遺留分減殺請求などを使うような相続は一筋縄でいきそうもないにおいがしますね、、、

投稿: クレヨン | 2008年3月30日 (日) 22時20分

クレヨンさん
危険なにおいがしますね。
やっぱり遺言は公正証書で・・・。

投稿: おさる | 2008年3月30日 (日) 22時26分

時々、あるんです、遺留分減殺請求。

もめるのわかっているのに、被相続人が「全財産を後妻さんに譲る」と遺言をして、前妻の子達から…とかbearing

始まると長いですcoldsweats01

投稿: 四つ葉 | 2008年3月31日 (月) 07時13分

四つ葉さん
「自分の財産なんだから、自分の好きにしてもいいだろ?」という理屈も理解できます。
結局のところ、日頃の人間関係によるのかなと・・・^^;

投稿: おさる | 2008年3月31日 (月) 09時26分

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