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2008年3月 9日 (日)

ゴルフ会員権の相続

毎度お馴染のサムライ塾早朝民法講座です。

さて、ゴルフ会員権(預託会員制)は相続の対象になるのでしょうか。

ゴルフ会員権といえば、かつてバブル華やかなりし頃には、人気ゴルフ場の会員権ともなればウン千万円で売買されるというオジサマ方のステイタスシンボルだったこともありますね。今はどうなんでしょうか。

預託会員制のゴルフ会員権とは、ゴルフ場を経営する会社に入会保証金を預託し、その会社との間でゴルフクラブ入会契約を締結することによって生ずる、①ゴルフ場および付帯設備の優先的利用権、②預託金返還請求権、③年会費納入などの義務、を包括する契約上の地位ということになります。

ゴルフ会員権の場合、会員規則がどのように定められているかが問題になります。

会員規則で相続人による契約上の地位承継を否定し、会員の死亡により契約関係が終了する旨の定めがある場合には、ゴルフ会員権そのものは相続の対象にはなりません。しかし預託金返還請求権および年会費などの支払義務は相続の対象となります。

会員規則でその相続性を肯定している場合は相続の対象となります。

会員規則で会員契約上の地位継承についてなんら定めがない場合は、会員規則により会員権の譲渡が認められている場合には、相続の対象となると最高裁は判断しています。その理由としては、譲渡が出来るのに相続を否定する理由がないこと、市場で会員権を処分することを妨げる理由もないこと、そしてその相続人を被相続人同様の会員として遇するかは理事会などの承認を要件とすることが出来る事などを挙げています。

多くのゴルフ会員権では会員規則で、契約上の地位を譲り受けるには理事会の承認を得ること等の条件があります。
また会則上相続を認めていても届出期間に制限を加えているところもあるようです。

遺された財産にゴルフ会員権があった場合は、まずは会員規則を確認してみる事が先決と言えそうです。

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コメント

じゃ豆知識です。
ゴルフ会員権の評価額はどう評価するかという問題です。
たとえば土地とか株などはいろいろ評価方法がありますがね。


答えはゴルフ会員権は原則として通常の取引価格の70%で評価します。

投稿: クレヨン | 2008年3月 9日 (日) 23時01分

クレヨンさん
実際、相続税対策として生前にゴルフ会員権を購入するという手もあるようですね。
現金で相続することを考えると、評価を低くすることができますもんね。
取引相場が成立していて、課税時点での取引価格が問題ですが・・・^^;

投稿: おさる | 2008年3月10日 (月) 00時29分

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