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2008年3月31日 (月)

相続人の調査

相続人を確定するためには、故人の出生から死亡までが記載された戸籍謄本が必要です。

戸籍には出生・婚姻・死亡など、その方の人生の節目が凝縮されています。
生まれてから結婚するまでは一般的に親の戸籍に入っていますが、結婚するときには夫婦で新戸籍を創設することになります。子どもが生まれるとその子どもは夫婦の戸籍に記載されます。そしてその子どもが結婚するときには戸籍から除籍され、子どもは独立した戸籍を作る事になります。夫婦は同一の戸籍に記載されますので、どちらか一方が亡くなっても戸籍自体は存続します。
戸籍に記載された全ての人が死亡・新戸籍創設・転籍などで除籍されると、その戸籍は「除籍」と呼ばれるようになります。

市区町村での除籍謄本の保存期間は80年ですので、概ね大正15年以前の除籍謄本は廃棄されていることが多く交付されないこともあります。
その際、「除籍謄本を交付することのできないことの通知」という書面が交付されます。
この先には遡れませんので、たとえその先があったとしても亡くなった方の相続人調査としては、ここを持って終了となります。

われわれ行政書士が相続人調査を依頼されるときには、その方は既に亡く、お会いすることも叶わないわけですが、亡くなった時点からどんどん人生の節目を遡るのは、除籍謄本の古色蒼然とした様と相まって、なかなかに感慨深いものがあります。

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コメント

壬申戸籍というのもあるそうですね。
ただし、江戸時代の身分関係を引きずっているので、一般公開はできないそうですが。・・・廃棄処分かも?
除籍簿で廃棄処分になっているはずの分も、役所によっては出してくれるところもあるようです。対応がまちまちなんですね。

投稿: クレヨン | 2008年3月31日 (月) 16時59分

クレヨンさん
廃棄の期限が来ても廃棄されていない場合があるようです。
戸籍の附票は除籍されてから原則5年の保存期間のようですが13年前に亡くなっている方の分も出せましたし・・・。
まずは役所に行って確かめてみるのが肝要かと。

投稿: おさる | 2008年3月31日 (月) 17時25分

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