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2008年1月12日 (土)

社団法人の公益法人制度改革

とある社団法人の公益法人制度改革対応策の説明会に出席してきました。

平成20年12月1日から施行される公益法人制度改革に伴って、現在の「社団法人」をどのような団体として存続させるか、ということと公益法人制度改革の概略の説明でした。

公益法人制度改革では、既存の「社団法人」および「財団法人」は12月1日以降「特例民法法人」となり、平成25年11月30日までに「公益法人」または「一般法人」への移行手続きを取らない場合または移行が認められなかった場合は、解散したものとみなされます。
新規で立ち上げる場合は公益性の有無、目的に関わらず公証人の認証と登記で設立が可能になります。いままでは管轄省庁の許可が必要でしたが許可制は廃止されます。団体設立後、公益目的事業の団体であると認定されると、「公益社団法人」「公益財団法人」となります。この認定申請をしない場合は「一般社団法人」「一般財団法人」となります。既存の「社団法人」および「財団法人」も公益法人へ移行する場合は認定申請をする必要があります。

今回説明会に出席した社団法人の場合、活動も活発に行っていますので全面解散という選択肢はありません。現状のまま公益認定を申請するのも選択肢の一つではありますが公益認定は厳しい基準をクリアしたうえで第三者機関による認定が必要です。現状のままで公益認定を受けるのは容易ではない、というのが理事会の結論です。最終案としては収益性の高い事業を分離して一般社団法人または事業協同組合などに組織替えし、公益性の高い事業は財団法人を新たに設立し公益認定申請をする、というものでした。いずれにしても残余財産の承継・処分、会計処理上の問題は山積みです。また現行の社団としては解散するという選択肢もありえますので総会での波乱は必至です。

制度運用指針は3月に制定されるようですが、今年の12月1日にスタートする制度なのにまだ運用指針も決まってないってどうなんでしょうね。混乱を招かないためにも早め早めに発表してもらいたいです。

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コメント

東京書士会もガイドラインが出たら改めて研修会を開くといっていました。
一般の人にとって、より区別がつきにくくなるような気がしますがね。NPOだ一般だ公益だって何がどう違うのよって世界だと思いますね。

投稿: クレヨン | 2008年1月12日 (土) 17時30分

クレヨンさん
実際NPO法人と似てるんですよ一般法人は。
公益法人制度改革そのものが天下り先の排除の側面が強いようなので、使い勝手や申請する人の立場に立って作られたものではない、と言う気がします。

投稿: おさる | 2008年1月12日 (土) 17時39分

里です。

行政書士みどり総合事務所のHPができました。
まだトップページだけですが。

おさるさんの事務所もリンクさせましたので、
こちらも宜しく。
http://www.midori-sogo.com/#

投稿: サムライ塾の里 | 2008年1月12日 (土) 20時43分

里先生
名前の通り爽やかなホームページですね。
わたしもがんばって作らねば…!

投稿: おさる | 2008年1月13日 (日) 00時21分

里先生
リンク有難うございます。
中身が出来あがったらまた教えてください。
楽しみにしています(*^_^*)

投稿: おさる | 2008年1月13日 (日) 01時07分

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